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【初心者向け】イーサリアムとビットコイン、どっちがいい?|特徴や違い、将来性を徹底比較!

ショウジ
ショウジ

こんにちは、ショウジです。
このような悩みを解決できる記事を書きました!

ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は仮想通貨を代表する2大銘柄ですが、実はその特徴や役割はまったく異なります。

ということで、今回は、初心者に向けてビットコインとイーサリアムの違いについて解説します。

記事の前半ではビットコインとイーサリアムの「特徴」や「違い」を、記事後半で「将来性」や「よくある質問」に答えますね。

記事を読み終えることで、ビットコインとイーサリアムの違いだけでなく、将来性まで理解できますよ。

執筆者情報

イーサリアムとビットコイン、どっちがいいの?

Ethereum vs Bitcoin

ビットコインとイーサリアムは、仮想通貨投資を始める際に、最初に比較される代表的な通貨です。

2つの通貨は、それぞれ性格も役割も異なるため、どちらか一方を選ぶよりも、「自分の投資目的に合っているかどうか」で判断するのがよいでしょう。

以下のように目的別で整理しました。

  • まずは、両方に分散投資するのがおすすめ
  • 安定性と信頼性を重視するならビットコイン
  • アプリケーションの技術発展に注目するならイーサリアム
ショウジ
ショウジ

ひとつずつ解説していきますね。

まずは、両方に分散投資するのがおすすめ

最初にお伝えしますと、ビットコインとイーサリアムの両方に分散投資するのがおすすめです。

なぜなら、2つの通貨は以下のようにそれぞれの特徴を持っているから。

  • ビットコイン:仮想通貨全体の「価値の保存」
  • イーサリアム:アプリケーション開発の基盤

両者を保有することで、リスク分散しながらどちらの成長も享受することにつながります。

そのため、ビットコインとイーサリアムの特徴を理解したうえで、少額から分散投資するのがよいでしょう。

ショウジ
ショウジ

実際に私も両方を保有しています。

安定性と信頼性を重視ならビットコイン

安定性と信頼性を重視したい人は、ビットコインがおすすめ。

それは、ビットコインが仮想通貨市場全体の「価値を保存する資産」として最も信頼を集めているからです。

ビットコインの占有率チャート
出典:Coingecko - ビットコインの占有率

2025年10月時点でビットコインの時価総額は、約333兆円で全体の55%以上を占めています。

つまり、投資家の半数以上が「価値を守る資産」としてビットコインを選んでいるんです。

このシェアの高さが、ビットコインの安定性と信頼性の裏付けになっています。

こうした理由から、安定性と信頼性が欲しい方にはビットコインがおすすめです。

アプリケーションの技術発展に期待するならイーサリアム

アプリケーションの技術発展に期待したい人はイーサリアムがおすすめ。

なぜなら、イーサリアムは「アプリケーション開発の基盤」として機能しているからです。

分散型アプリケーション(DApps)のイメージ

スマホアプリのように、イーサリアム上では、誰でも分散型アプリケーション(DApps)を構築・利用できます。

その仕組みにより、金融、ゲーム、NFTなど、次々と革新的なサービスが生まれているんです。

そのため、今後の技術進化や新しいサービスの登場に期待したい方には、イーサリアムがおすすめです。

ビットコインとイーサリアムの特徴

ここまで、ビットコインとイーサリアムの概要について説明いたしました。

しかし、「まだ、全体像がわからない」、「具体的にはどんな特徴があるのか?」という疑問が出てきますよね。

ここからは、ビットコインとイーサリアムの特徴についてそれぞれ解説していきます。

ビットコインの特徴

ビットコイン

まずは、ビットコインの特徴について説明していきます。

ビットコインは、2008年に「サトシ・ナカモト」という匿名の人物が発表した論文をもとに、2009年に誕生しました。

2025年10月時点の時価総額は、約333兆円で不動の1位となっています。

ビットコインの特徴は、円やドルなどの法定通貨と比較するとわかりやすいです。

法定通貨(円や米ドル)ビットコイン
管理方法:政府や中央銀行が管理ユーザーみんなで分散管理
仕組み:政府や中央銀行が管理ブロックチェーン上で取引管理
発行上限:なし(追加発行が可能)2100万枚

それでは、解説していきます。

特定の管理者が存在しない

ビットコインには、「政府」や「銀行」といった特定の管理者が存在しません。

その代わりにビットコインは、ユーザーみんなで分散管理されているんです。

ビットコインのイメージ

上の図を例にすると、法定通貨は「政府」や「銀行」が管理を行います。

一方で、ビットコインは、世界中のユーザーが取引を承認し合う「分散管理システム」によって運営されているんです。

これにより、「政府」や「銀行」といった管理者を必要としない仕組みがつくられています。

ブロックチェーンを利用している

ビットコインでは、「ブロックチェーン」と呼ばれる技術を活用しています。

この技術により、不正や改ざんができなくなっているんです。

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンとは、簡単に言うと「取引データを「ブロック」として連結し、誰でも確認できる形で記録・共有する仕組み」のこと。

ビットコインでは、政府や銀行などの管理者が存在しないため、代わりにユーザ同士で取引情報を共有します。

そして、すべての取引はユーザみんなに公開されているため、高い透明性と信頼性が確保されているんです。

このようにして、ビットコインは、「ブロックチェーン」により、不正や改ざんができなくなっています。

発行枚数が2100万枚

ビットコインは、発行上限が2100万枚と決まっているため、希少性が保たれています。

発行枚数に上限があることで、通貨の価値が薄まりにくい仕組みになっているんです。

具体的には、以下のようにプログラムで管理されています。

  • 2025年10月時点で1960万枚が発行済み
  • 2033年には全体の99%が発行済みとなる見込み
  • 2140年ごろにすべての発行が完了する見込み

こうして、時間の経過とともに新規発行量が減っていくため、ビットコインの希少性は保たれるんです。

イーサリアムの特徴

イーサリアム

次に、イーサリアムの特徴について説明していきます。

イーサリアムは、2013年にカナダ出身の「ヴィタリック・ブテリン」が考案し、2015年に正式リリースされました。

イーサリアムの時価総額は、約75兆円でビットコインに次いで2位となっています。

その特徴は、「スマホアプリ」と比較してみました。

スマホアプリイーサリアム
管理方法:アプリの運営会社が管理ユーザーみんなで分散管理
仕組み:運営会社のサーバで管理ブロックチェーン上でデータ管理
取引方法:運営会社などの仲介者が必要「スマートコントラクト」で自動取引

ひとつずつ見ていきましょう。

アプリ開発のプラットフォーム

イーサリアムでは、「分散型アプリケーション(DApps)」と呼ばれる、ユーザー同士で管理・利用できるアプリケーションを使うことができます。

その理由は、イーサリアムが「アプリケーション開発のプラットフォーム」として機能しているからです。

DAppsのイメージ

例えるなら、AppleのApp Storeをイメージすると分かりやすいでしょう。

Appleが用意した土台の上で開発者がアプリを公開し、私たちが利用できるように、イーサリアムでも開発者が世界中でDAppsを構築し、誰でも自由に利用できます。

こんな感じでイーサリアム上では、様々なアプリケーションが利用できるようになっています。

複製できないデータを作成できる

イーサリアムでは、複製できない唯一無二のデータを作成できるんです。

それは、ブロックチェーン技術を活用し、データの不正や改ざんができなくなっているからです。

実際に、イーサリアムではNFTという仕組みを使い、デジタルアートなどに「唯一の所有権」を持たせることができます。

NFTには、次のような特徴があります。

  • 誰でも作成・所有・売買ができる
  • コピーができず、唯一無二の価値を持つ
  • 取引履歴がすべて公開されている

イーサリアムでは、ブロックチェーン技術を応用することで「データに価値を与える」アプリケーションを実現しているんですね。

スマートコントラクトで自動取引

イーサリアムでは、「スマートコントラクト」と呼ばれる自動取引を実行するプログラムを組み込めます。

これにより、仲介者を介せずにユーザ同士で直接やり取りができるんです。

スマートコントラクトとは、「あらかじめ設定した条件により、取引を自動実行する仕組み」を指しまして。

身近な例を挙げると「自動販売機」がわかりやすいかもしれません。

スマートコントラクトとは

上記の図のように、「100円入れて、ボタンを押す」という条件が満たされると、「コーラが買える」という取引が自動的に実行されますよね。

こういった流れで、イーサリアムでは、企業などの仲介者を必要とせず、見知らぬユーザ同士が取引できるようになってます。

ビットコインとイーサリアムの比較

ビットコインとイーサリアムの特徴について理解したところで、この章では、それぞれの違いを比較していきます。

両者の違いを深掘りすると、理解がより深まりますよ。

以下に比較する内容をまとめました。

ビットコインイーサリアム
役割:仮想通貨市場の「価値を保存」アプリケーション開発の基盤
価格変動:比較的安定比較的大きく変動
発行枚数・
インフレ対策:
2100万枚・半減期上限なし・バーン
コンセンサス
アルゴリズム:
PoWPoS
取引速度:約10分に1ブロック12秒前後で1ブロック

では、順番に解説していきます。

役割

まず最初に、それぞれの役割について整理しました。

一体、両者は仮想通貨の世界でどのような役割を持っているのでしょうか?

それぞれの役割の違いは、以下の通りです。

役割の違い

  • ビットコインは、仮想通貨全体の「価値の保存」
  • イーサリアムは、アプリケーション開発の基盤

ビットコインの役割

ビットコインは送金や決済よりも仮想通貨市場全体の「価値を保存」する役割が強いです。

その根拠には、3つの理由があります。

  • 発行枚数が2,100万枚で、希少性が高い
  • 運用実績が最も長く、信頼性が確立している
  • 時価総額が圧倒的で、価格が安定しやすい

これらは、採掘量が限られる「金」と性質が似ており、ビットコインが「デジタルゴールド」と呼ばれる理由でもあります。

こうした「価値を守るための資産」としての側面が強いからこそ、通貨以外の機能がないビットコインが高い信頼性を持つ理由と言えるでしょう。

イーサリアムの役割

イーサリアムの役割は「アプリケーションを動かす基盤」です。

その最大の特徴は、「スマートコントラクト」により、世界中の人々が仲介者なしで取引を行えるようになっていること。

例として、イーサリアムで動くアプリケーションをまとめました。

  • DeFi(分散型金融):銀行を介さずにユーザみんなで管理する金融システム
  • NFT:デジタルアートや音楽などに唯一の所有権を付け、価値を持たせる
  • NFTゲーム・DAO:ユーザー自身が運営に参加できる新しいコミュニティ

上記のように、イーサリアム上では様々なアプリケーションがリリースされています。

このように「通貨」の機能以外にも「これらのアプリケーションを支える土台」としての役割がイーサリアムにはあるんですね。

ショウジ
ショウジ

イーサリアムはプラットフォームの名称で、その上で使われる通貨を「ETH(イーサ)」といいます。

価格変動

お互いの役割を理解したところで、今度は「価格変動」について比較していきましょう。

実際のところ、ビットコインとイーサリアムは似た値動きをする傾向があります。

ここ数年の価格推移をみると、どちらもほぼ同じ時期に最高値を更新しているんです。

BTC_ETH価格変動比較
出典:Tradingview - 直近1年間の価格変動比較

一方で、上の画像のように、価格の上下幅には違いがみられますので、それぞれお伝えしていきますね。

価格変動の違い

  • ビットコインは、比較的安定している
  • イーサリアムは、比較的大きく変動する

ビットコインの価格変動

ビットコインは価格変動が比較的安定しています。

それは、ビットコインが仮想通貨市場全体の時価総額の半分以上を占める「基軸通貨」だからです。

そのため、一時的な下落があっても長期的には安定しやすいのが特徴です。

ビットコインは投資家の信頼も厚く、価格変動が比較的安定していると言えるでしょう。

イーサリアムの価格変動

イーサリアムは価格が大きく変動しやすい通貨です。

なぜなら、ビットコインに比べて市場規模が小さく、新しいプロジェクトやアップデートの影響を受けやすいからです。

例えば、NFTやDeFiなどの分野で注目が集まると価格が急上昇しますが、ブームが落ち着くと取引量が減少し、価格も下落します。

つまり、イーサリアムは短期的な値動きが大きい一方で、技術革新や市場の拡大による長期的な成長性も期待できる通貨なんです。

ショウジ
ショウジ

この価格の上下幅のことを、専門用語で「ボラティリティ」といいます。

発行枚数とインフレ対策

ここでは、発行枚数とインフレ対策について解説します。

両者の違いは以下の通りです。

発行枚数とインフレ対策の違い

  • ビットコインの発行枚数は、2100万枚
    「半減期」でインフレ対策
  • イーサリアムの発行枚数は、上限なし
    「バーン」でインフレ対策

ビットコインの発行枚数とインフレ対策

ビットコインは時間の経過とともに供給量を減らすことで価格をコントロールしています。

それは、発行上限が2,100万枚と決まっているうえ、約4年ごとの「半減期」で新規発行量がさらに減少するからです。

半減期とは?

約4年に一度、ビットコインの取引承認により獲得できるビットコインの数が半減し、新たに市場に出回るビットコインが減少する時期のこと。

際限なく発行できる法定通貨とは異なり、ビットコインは、上限枚数以上に発行されることはありません。

また、半減期により新しく市場に出回るビットコインは減り続けるため、価値が下がりにくい構造になっているんです。

このように、ビットコインは供給量を少なくする仕組みによって、価値が薄まらないようになっています。

イーサリアムの発行枚数とインフレ対策

現時点で、イーサリアムに明示的な発行上限は定められていません。

イーサリアムでは、取引にかかる手数料の一部を焼却する「バーン」と呼ばれる仕組みで価格をコントロールしています。

手数料の焼却(バーン)とは?

イーサリアム上で手数料の焼却(バーン)は以下のように行われます。

  1. ユーザが取引を行う
  2. 取引手数料を支払う
  3. 手数料の一部が焼却(完全に消滅)される

また、新規の発行量よりも焼却された量が上回る場合があり、全体の供給量が減少することがあるんです。

こういった仕組みによって、イーサリアムは発行上限なしで需給のバランスを整えています。

コンセンサスアルゴリズム

コンセンサスアルゴリズムとは、みんなで「この取引は正しいよね」と合意するためのルールのことです。

仮想通貨には政府や銀行のような管理者が存在しませんので、この「みんなで決める仕組み」が必要になります。

2つの通貨は別々の方法を採用しています。

コンセンサスアルゴリズムの違い

  • ビットコインは、PoW
    (プルーフ・オブ・ワーク)
  • イーサリアムは、PoS
    (プルーフ・オブ・ステーク)

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)

ビットコインでは、「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」が採用されています。

PoWは「仕事量」を信用の材料として、取引を承認するものです。

プルーフオブワークとは

具体的に言うと、ある特別な値を見つけるため、みんなで計算競争をして、勝った人が取引を承認できるんです。

この作業は「マイニング」と呼ばれ、コンピューターで膨大な量の計算を行うことで取引が承認されます。

PoS(プルーフ・オブ・ステーク)

イーサリアムでは、「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」が採用されています。

PoSは「通貨の保有量と保有期間」を信用の材料として、取引を承認するものです。

プルーフオブステークとは

わかりやすく言えば、上の図のように、通貨を預けた人から抽選で選ばれた人が取引を承認できるイメージですかね。

ビットコインとは異なり、イーサリアムは、通貨を預けることで取引の承認を行う仕組みになっています。

取引速度

最後に、「取引速度」の比較をしていきます。

取引速度もコンセンサスアルゴリズムのように、それぞれの「目的」によって違いがみられます。

ポイントは以下の通りです。

取引速度の違い

  • ビットコインは、生成に時間がかかる
    (およそ10分で1ブロックを生成)
  • イーサリアムは、比較的速く生成できる
    (12秒前後で1ブロックを生成)

ビットコインの取引速度

ビットコインの取引速度は比較的遅く、送金完了までに時間がかかります。

これは、ビットコインが「安全性と信頼性」を最優先に設計されているためです。

コンピューターで複雑な計算を行うため、処理の正確性は高い一方で、スピードは犠牲になっています。

このように、ビットコインは「処理速度よりも信頼性を重視した通貨」と言えますね。

イーサリアムの取引速度

イーサリアムはビットコインよりも取引速度が速くなっています。

それは、単なる送金だけでなくアプリ間の自動処理に対応するためなんです。

例えば、スマホゲームをしている時、処理に時間がかかるとイライラしますよね。

そのため、イーサリアムは「信頼性」よりも「速度」を重視する設計となりました。

ビットコインとイーサリアムの将来性

ここまで、ビットコインとイーサリアムの特徴、違いについて解説してきました。

そこで気になるのが、「今後どうなっていくのか?」という疑問ですね。

こちらでは、ビットコインとイーサリアムの今後の展望についてお伝えしていきます。

ショウジ
ショウジ

将来性まで理解すれば、短期の値動きに惑わされなくなりますよ。

ビットコインの将来性

では、ビットコインの将来性から解説していきましょう。

以下にポイントをまとめました。

ポイント

  • 半減期による価値上昇への期待
  • ETF承認による機関投資家の参入
  • 法定通貨採用による信頼性向上

半減期による価値上昇への期待

ビットコインは半減期の到来によって、価値が上がりやすくなる傾向があります。

過去の実績からも、半減期の翌年に、ビットコインは最高値を更新しているんです。

実際に、2024年の半減期後においても、同じような値動きが見られます。

以下が、実際のデータです。

BTC_半減期の価格変動について
出典:TradingView - ビットコインの半減期

さらに、「半減期」では新規発行量が半分になり、流通量の増加が抑えられるため、ビットコインの希少性が高まります。

「半減期」は長期的に価格上昇のきっかけとなる要素として、投資家に注目されているんです。

ショウジ
ショウジ

半減期の注目度は、例えるなら「Appleの製品発表会」レベルですね。

ETF承認による機関投資家の参入

ビットコインETFの承認により、投資層が拡大することで、安定性と信頼性が高まると予想されています。

これまで参入が難しかった大手金融機関や機関投資家が、ETFを通じてビットコインに投資できるようになったためです。

ETFとは?

ETF(上場投資信託)は、株や仮想通貨などの値動きに連動するよう設計された投資商品のこと。

実際に、2024の1月に現物ETF承認後には、ビットコインの価格が約400万円から約725万円に上昇しました。

以下がその画像です。

BTC_ETF承認後の価格上昇
出典:TradingView - ETF承認後のビットコインの価格推移

ETFの普及で投資家層が拡大し、ビットコインの安定性と信頼性はより高まるでしょう。

法定通貨採用による信頼性向上

国の法定通貨として採用されると、大衆からの信頼性と関心が高まり、価格に好影響を与えるとされています。

一例をあげると、エルサルバドルでは2021年にビットコインが法定通貨として認められました。

法定通貨として認めた背景とは?

当時のエルサルバドルでは、以下の状況下であったと言われています。

  • 約70%の国民が銀行口座を持っていなかった
  • 海外送金の手数料が大きな負担となっていた
  • 米ドルが法定通貨のため、アメリカによる影響を受けやすかった

この状況から、誰にもコントロールされず、誰もが金融インフラにアクセスできる政策として、ビットコインが法定通貨として認められたんですね。

このできごとは、ビットコインが法定通貨と同等の信頼性があることの証明となり、大衆の関心を寄せています。

イーサリアムの将来性

続いて、イーサリアムの将来性を見ていきましょう。

ポイントは以下の通りです。

ポイント

  • NFT・メタバース市場の拡大
  • スマートコントラクトの用途拡大
  • 大型アップデートによる機能改善

NFT・メタバース市場の拡大

NFTやメタバースの成長により、基盤となるイーサリアムの需要も高まると期待されています。

特に、NFTの活用はデジタルアートだけでなく、以下のように、さまざまな分野にも広がっているんです。

  • デジタル証明(資格証明など)
  • 仮想土地の所有権・不動産管理
  • デジタルコンテンツ販売(音楽・チケットなど)

このように、NFTやメタバースなどの分散型アプリケーションの市場が拡大することで、その基盤となるイーサリアムの需要は今後も拡大していくでしょう。

スマートコントラクトの用途拡大

スマートコントラクトの活用が広がることで、イーサリアムの需要は今後ますます増加すると考えられます。

なぜなら、私たちの身の回りにある面倒な契約作業が、自動化されていくから。

将来的には、以下のような分野で活用が進むと予測されています。

  • 医療記録の管理(改ざん防止)
  • 不動産契約(賃貸契約の自動実行)
  • 行政手続き(住民票などの自動処理)

将来的にスマートコントラクトが社会の自動化を支えることで、イーサリアムの重要性は高まっていくでしょう。

ショウジ
ショウジ

手続きが自動化されたら、待ち時間が無くなって便利になりますね。

大型アップデートによる機能改善

イーサリアムでは、定期的なアップデートにより、機能追加や改善が図られます。

過去の例をあげると、2022年の「The Merge(マージ)」では、以下の変化がもたらされました。

  • コンセンサスアルゴリズムの移行(PoW→PoS)
  • イーサ(ETH)新規発行量の大幅減(13,000ETH→1,600ETH)

これにより、イーサリアムの「省エネ化」と「希少価値の上昇」が実現されました。

今後もイーサリアムではアップデートが計画されており、抱えている課題もいずれ解消するものとみられます。

ビットコインとイーサリアムへ投資する際の注意点

ビットコインとイーサリアムへの投資には、いくつかの重要な注意点があります。

これらのリスクを理解した上で、慎重に投資判断を行うことが大切です。

以下に注意点をまとめました。

注意点まとめ

  • 価格変動が激しい
  • 詐欺やハッキングにあう危険性がある
  • 処理速度や手数料に関する課題
  • 他のチェーンとの競合

価格変動が激しい

ビットコインとイーサリアムは、株式市場と比較すると、価格変動が大きい傾向があります。

例を挙げると、2024年から2025年にかけて、ビットコインは約5万ドルから10万ドル近くまで上昇したあと、7万ドル台まで下落しました。

以下がそのデータです。

BTC_2024年後半から2025年前半までの価格推移
出典:TradingView - 2024年後半から2025年前半の値動き

その理由のひとつが「市場規模の違い」にあります。

仮想通貨市場は株式市場よりも規模が小さいため、少額の資金でも価格が大きく動きやすいの特徴

例えば、小さなプールに水を注ぐとすぐに水位が上がるようなイメージですね。

株式市場と仮想通貨市場の規模感

図のように、仮想通貨市場の方が規模が小さいため、価格が大きく動きやすいことを覚えておきましょう。

詐欺やハッキングの危険性がある

仮想通貨では、詐欺やハッキングが多いのも特徴です。

詐欺の事例には以下が挙げられます。

  • 大手国内取引所のハッキング被害
  • フィッシング詐欺による乗っ取り被害
  • 偽サイトへ誘導する投資詐欺

これらのリスクから身を守るためには、以下の対策が有効です。

  • 複数の国内取引所で資産を分散管理する
  • 得たいの知れないプロジェクトに投資をしない
  • 見知らぬリンクはクリックしない

仮想通貨に投資する際は、詐欺やハッキングが多いことを念頭に置いて、大切な資産を盗まれないように対策しましょう。

処理速度と手数料に関する課題

ビットコインとイーサリアムは、ネットワークが混雑すると、処理が遅延したり手数料が高騰したりすることがあります。

要因としては、以下が挙げられます。

  • 需要増加による利用者層の拡大
  • 処理できる取引数の限界

実際に、イーサリアムでは、2021年のバブル相場において、取引手数料が数十ドルから数百ドルに高騰する事例も発生したとか。

そのため、混雑により速度の低下と手数料の高騰が発生することを留意しておくとよいでしょう。

ショウジ
ショウジ

タクシーで渋滞にはまると、メーター(料金)だけがどんどん上がっていくような感覚ですかね。

他のチェーンとの競合

イーサリアムと他のチェーンとの競合

特にイーサリアムの場合は、他のチェーンとの競合に目を向ける必要があります。

近年では、PolygonやSolanaといった他のチェーンが登場し、より高速かつ安価な取引手段として注目を集めているんです。

代表例として、Solana(ソラナ)チェーンとの違いを簡単に比較してみました。

ソラナイーサリアム
取引速度:約0.4秒で1ブロック12秒前後で1ブロック
手数料:約0.00064ドル約0.01ドル
時価総額:約15兆円約75兆円

このように、取引スピードや手数料の面ではSolanaが優位に立っていますね。

とはいえ、イーサリアムでも将来的なアップデートでこれらの課題を解決していくことでしょう。

他のチェーンとの関係は、「競合」ではなく、「共存」という視点で見ていくのが大切です。

ビットコインとイーサリアムに関するよくある質問

最後にビットコインとイーサリアムのよくある質問をまとめました。

ビットコインとイーサリアムの購入にかかる手数料は?

ビットコインやイーサリアムを購入する際は、取引所ごとに異なる手数料が発生します。

初心者の方は、「取引所」で購入することがおすすめ。

それは、「取引所」のほうが割安な手数料で仮想通貨を購入できるからです。

一例として、GMOコインの内容を抜粋したものをご覧ください。

手数料(入出金・取引)入金手数料出金手数料
日本円(JPY)即時入金:無料
振込入金:手数料は各自負担
出金:無料
大口出金:400円
仮想通貨無料無料
取引手数料取引手数料
販売所無料
取引所(現物取引)Maker:-0.01%~-0.03%
Taker:0.05%~0.09%
取引所(レバレッジ)Maker:無料
Taker:無料~0.03%

取引手数料に関しては0%〜0.15%程度が相場ですが、GMOコインは業界最安水準とのこと。

余計なコストを抑えるためにも、まずは手数料の安い「取引所」で購入しましょう。

販売所での購入について

販売所で仮想通貨を購入すると、手数料で思わぬ損をしてしまう可能性があります。

販売所では、「スプレッド」と呼ばれる割高な手数料が、元の価格に上乗せされているからです

例として、上の表では販売所の取引手数料が「無料」と表示されていますが、実際には5%前後のスプレッドが設定されています

何も知らずに「販売所」で購入すると手数料で損をする場合がありますので、基本的には「取引所」を選びましょう。

ビットコインとイーサリアムの買い時はいつ?

結論として、購入するタイミングについては、断定できません。

なぜなら、仮想通貨は短期の値動きが激しく、予測するのが難しいからです。

買い時に迷っている方には、毎月少額ずつ購入する「積立投資」がおすすめ。

積立投資とは?

  • 日・週・月単位で定額購入する投資手法
  • 購入機会が分散し、価格が平均化される
  • 中長期的に運用するのが基本
  • 短期的な価格変動に惑わされず、精神的な負担を軽減できる

買い時はプロの投資家でも判断するのは難しいです。

そのため、積立投資でコツコツ積み上げていくことが、初心者にとって最も失敗しにくい買い方と言えるでしょう。

ショウジ
ショウジ

積立投資は価格変動が激しい仮想通貨と相性が良いんです。

イーサリアムの10年後の価格はいくらになりますか?

まず、このような価格予想は難しく、中には誤った情報が非常に多いことを念頭に置くのが大切です。

BeInCryptの記事によると、イーサリアムの価格は2035年に3万~10万ドル(約470万~1,570万円)に到達するとのこと。

その理由としては、以下の内容を提示してます。

  • 機関投資家による需要の拡大
  • デジタル金融における役割の拡大
  • 取引速度、手数料問題の改善

このように、将来的な需要の増加とアップデートによる改善により、イーサリアムの重要性が高まることが期待されているんですね。

繰り返しになりますが、今後の価格変動を予測するのは困難なので、あくまでもご自身でイーサリアムの重要性を理解するのが最適解です。

イーサリアムはビットコインを超えますか?

イーサリアムがすぐにビットコインを超える可能性は低いですが、中長期的に超える可能性はゼロではありません。

今後もイーサリアムではアプリケーションの基盤としての技術革新が進み、将来性への期待が高いからです。

おさらいですが、イーサリアムの特徴をふりかえりますと。

  • アプリケーション開発のプラットフォーム
  • 複製できない唯一無二のデータを作成可能
  • スマートコントラクトによる自動取引

これらは、ビットコインにはない特徴であり、イーサリアムの成長を後押しするポイントなんです。

BTC、ETH時価総額比較
出典:CoinMarketCap - 2025年10月時点の時価総額

とはいえ、ビットコインは3倍以上の時価総額を誇り、すでに不動の地位を確立しているため、すぐに超えるとは考えにくいでしょう。

まとめ

ビットコインとイーサリアムは、それぞれ異なる性格と役割を持つ仮想通貨です。

それぞれの特徴

  • ビットコインは「デジタルゴールド」としての安定性と信頼性が強み
  • イーサリアムは「分散型アプリケーションの基盤」として成長性が強み

「これからビットコインやイーサリアムを持ってみたい」という方は、どちらか一方ではなく、両方を分散投資することをおすすめします。

この記事が、仮想通貨投資への最初の一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

  • この記事を書いた人
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ショウジ

エンジニア歴7年。米国株式、仮想通貨で計7桁運用中。会社に縛られない自由な生活を目指すため、イーサリアムの魅力を伝えています。

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